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ラグビー コラム 2025年5月13日

【ハイライト動画あり】早稲田大学、東海大学に大勝し3連勝。ラグビー関東大学春季交流大会

ラグビーレポート by 早稲田スポーツ新聞会
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ディフェンスに仕掛けるFL田中勇

青空が広がり、心地よい春風が吹く早稲田大学・上井草グラウンドにて、ラグビー関東大学春季交流大会の東海大学戦が行われた。

春季大会の第3節となった今試合、開始早々、モールで先制点を許してしまう。東海大の勢いに苦しめられながらも、ディフェンスの隙を正確に突くアタックで得点を次々と追加した早大は35-17とリードを保って前半を折り返した。

迎えた後半、開始直後に先制トライをあげた早大は、その後も勢いを衰えることなく連続トライに成功。途中出場した選手たちの活躍もあり、さらにリードを広げ、73-29で勝利となった。

ラグビー 関東大学春季交流大会2025

東海大のキックオフで始まった今試合。開始早々、東海大にモールトライを許してしまう。ここで主導権を渡さなかった早大だが、なかなか反撃のトライを挙げることができない。そんな中、早大にようやくチャンスが訪れる。

13分、FW(フォワード)がボールをつなぎ、着実に前進するとSO(スタンドオフ)田中大斗(教2=東京・早実)が50:22に成功。流れを引き寄せた早大はプレッシャーをかけ、東海大のノックフォワードの反則を誘発。

スクラムからSH(スクラムハーフ)糸瀬真周(スポ4=福岡・修猷館)が持ち出し、素早く展開すると、相手に絡まれながらもLO(ロック)栗田文介(スポ4=愛知・千種)がゲイン。細かくパスをつなぎ、最後はCTB(センター)黒川和音(人4=茨城・茗渓学園)がゴール中央へ飛び込んだ。

ライン際を走るFB池本

20分には東海大に早大のディフェンスのギャップを突かれてしまったものの、FB(フルバック)池本晴人(社3=東京・早実)がインターセプト。相手を交わしながら約30mを走り、パスを受け取ったWTB(ウィング)西浦岳優(社2=東福岡)がそのままインゴールへ。

続く22分にはNO8(ナンバーエイト)城央祐(スポ2=神奈川・桐蔭学園)が自らラックから持ち出してブレイク。SH糸瀬が鋭いステップで相手ディフェンスを交わしながらトライライン目前まで迫ると、HO(フッカー)清水健伸(スポ3=東京・国学院久我山)が押し込み、21-5とリードを広げる。

直後の25分にも城が追加点をあげたが、28分、33分と連続でトライを献上してしまう。悪い流れを断ち切りたい早大は35分、FB池本のキックを再獲得するとCTB黒川が細かいステップで相手をかわし、敵陣22mまで侵入。

ラインブレイクするSH糸瀬

SH糸瀬がボールを素早くさばき、FL(フランカー)田中勇成(教4=東京・早実)がゴール前までボールを持ち込むと、最後はHO清水がグラウンディング。前半終了間際には早大のノックオンの反則から自陣深くまで攻め込まれるも、西浦のスティールでピンチを凌ぎ、35-17で前半を折り返した。

関東大学春季交流大会2025

【ハイライト動画】Aグループ 早稲田大学 vs. 東海大学

迎えた後半は1分、敵陣22m手前でのマイボールラインアウトから、素早く右に展開した早大。CTB金子礼人(法4=福岡・西南学院)がラインブレイクに成功すると、パスを受けた糸瀬がそのまま先制トライをあげた。

続く4分、10分にそれぞれHO清水、WTB西浦がトライを追加したが、その後は互いに粘り強いディフェンスを見せ、なかなかスコアが動かない時間が続く。そんな中、再び試合を動かしたのは早大。

20分、敵陣15mでのマイボールラインアウトから素早くBK(バックス)が展開すると、角度をつけて走り込んできたWTB鈴木寛大(スポ3=岡山・倉敷)がブレイク。FW(フォワード)が順に体を当ててフェーズを重ねると、ボールを受けたCTB金子がゴール目前まで前進する。

最後は相手ディフェンスを交わしながら再びCTB黒川がトライを決め、スコアは61-17に。その後は少ないフェーズで互いにトライを奪い合う展開を見せた両者。

迎えたノータイム、早大はゴール前のマイボールスクラムで東海大のコラプシングの反則を誘発。再びスクラムを選択すると、アドバンテージの状態でそのままスクラムを押し込み、トライ。FB池本のコンバージョンキックも決まり、最終スコア73-29でノーサイドとなった。

ラグビー関東大学春季交流大会2025

メンバーが変わりながらも層の厚さを見せ、開幕3連勝を遂げた早大。「自分たちがやりたいラグビーの形を体現しつつある」とFL田中勇が振り返るように、難敵・東海大に大差をつけて勝利を収められたことは、チームにとって大きな収穫となっただろう。

名だたる強豪との連戦に向け、黒川は「チャレンジャーという気持ちを持って、地に足つけて戦いたい」と意気込む。まずは次戦、京都産業大学との練習試合へ。関西の伝統校との大一番で勝利を奪い取ってみせる。

文:安藤香穂/写真:村上結太、大林祐太(早稲田スポーツ新聞会)

早稲田スポーツ新聞会

早稲田スポーツ新聞会

1959(昭和34)年創刊。人気の野球、ラグビーを中心に早大体育会44部をくまなく取材し、年12回の新聞発行およびWebやSNSによる情報発信を行う。現在部員170名で活動。»早スポHP»Twitter»Facebook

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